落し物 [風景]
めんどくさくなってきたので長文はこれで最後にします。
どうも野ねずみです。
草むらに落ちていたぬいぐるみを拾うと、男の子は噴水の前まで歩いていった。
そして、ぬいぐるみについたゴミを払いながら「きみも僕と一緒かな。」と呟いた。
しばらくぬいぐるみを眺めていると後ろから声がした。
男の子は振り向くと同じ歳くらいの女の子が立っていました。
「そのぬいぐるみ探してたの。」と女の子は言いました。
女の子にぬいぐるみを渡すと「この子は私の家族なの。見つけてくれてありがとう」と笑顔で言いました。
「家族?」男の子は訪ねました。
「うん。今日はこれからあの丘の上で家族で写真を撮るの。だからこの子がいないとダメなの。」
「どうしてあの丘で撮るの?」
「パパとママね、子供の頃小さい種を一緒に植えたんだって。でも、雨で流れちゃってどこかにいっちゃったみたいなの。でもね、大人になって見つけたの。あの丘の上で。だから、あそこはパパとママの思い出の場所なの。今日撮らないと撮れなくなるから。」
男の子が次の質問をするより先に女の子が答えました。
「私ね、今日お引越しするの。 あ!もう行かないと!」女の子はもう一度笑顔を見せると走り出した。
男の子は走り去る女の子を見つめていると、ふと女の子は振り返り丘の方を指差しました。
白いワンピースを着た女の子は、笑顔で丘の方を指差していました。
「せいちゃ~ん!! あったわよ!!」という声に男の子は振り返りました。
施設員のお姉さんがタイヤの取れた自動車のオモチャを高々と上げて男の子に微笑んでいました。
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どうも野ねずみです。
草むらに落ちていたぬいぐるみを拾うと、男の子は噴水の前まで歩いていった。
そして、ぬいぐるみについたゴミを払いながら「きみも僕と一緒かな。」と呟いた。
しばらくぬいぐるみを眺めていると後ろから声がした。
男の子は振り向くと同じ歳くらいの女の子が立っていました。
「そのぬいぐるみ探してたの。」と女の子は言いました。
女の子にぬいぐるみを渡すと「この子は私の家族なの。見つけてくれてありがとう」と笑顔で言いました。
「家族?」男の子は訪ねました。
「うん。今日はこれからあの丘の上で家族で写真を撮るの。だからこの子がいないとダメなの。」
「どうしてあの丘で撮るの?」
「パパとママね、子供の頃小さい種を一緒に植えたんだって。でも、雨で流れちゃってどこかにいっちゃったみたいなの。でもね、大人になって見つけたの。あの丘の上で。だから、あそこはパパとママの思い出の場所なの。今日撮らないと撮れなくなるから。」
男の子が次の質問をするより先に女の子が答えました。
「私ね、今日お引越しするの。 あ!もう行かないと!」女の子はもう一度笑顔を見せると走り出した。
男の子は走り去る女の子を見つめていると、ふと女の子は振り返り丘の方を指差しました。
白いワンピースを着た女の子は、笑顔で丘の方を指差していました。
「せいちゃ~ん!! あったわよ!!」という声に男の子は振り返りました。
施設員のお姉さんがタイヤの取れた自動車のオモチャを高々と上げて男の子に微笑んでいました。
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前回の記事から物語が続いてたんですね^^
野ねずみさんにこんなステキな才能があることを知りました☆
写真もステキですね☆
by とみっち (2010-08-17 14:55)
今日の写真、とっても好きですよ。
物語は、まだ続きそうな…
by 小太郎 (2010-08-17 20:49)
暫くネットをお休みをしておりましたら
野ねずみさんは可愛らしいお話をアップされておりましたのですね^^
大人の絵本のような感じのお話です♪
by けい (2010-08-17 21:00)
野ねずみさんが素敵なストーリーテラーだとは今まで気がつきませんでした。
写真とおはなしとのコラボ、いいですね。
どんどん自分の世界を広げていってください。
by バジリコ (2010-08-17 21:05)
いつのまにか童話のようにゃ世界が~~(^^)
いろんにゃ才能を持ってますね!
夢のある世界に吸い込まれていきましたにゃ(^^)
by ねこにゃん (2010-08-17 21:55)
みなさまへ
おはようございます^^
今日は個々にコメントつけずにすいません。
昔からこうゆうくだらない事を考えるのだけは得意でして、絵本作家を夢見て上京した事もありました。
才が無く夢は叶いませんでしたが、カメラを始めてこうゆう風に趣味でやるのもいいかなぁ~なんて、長々書いてしまいました^^;
コメントありがとうございました^^
嬉しかったです♪
by 野ねずみ (2010-08-18 06:37)